長らくお待たせしておりました。
10月から始まる第一回のL-AIRサポートプログラム参加アーティストとして澁木智宏氏と、金井悠氏の2名に決まりましたのでお知らせします。
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招へいアーティスト
澁木 智宏(美術家)
参加期間:3ヶ月 10月21日~
北海道小樽市出身。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科テキスタイル専攻を卒業。フェルトを中心に触覚的な立体作品や衣装作品、日常の物を用いたインスタレーション作品などを制作。美術、デザイン、ファッションを横断する活動が特徴。
ステートメント
「日常の暮らしの中で人々が無意識に認識する個々の物事を一体性・連続性の観点を通じて捉えなおす制作活動を行う。
対象を『等しく包む』『共通項の抽出』といった手法を用いて、つながりの調和を喚起し、表層の個別性を越えて共に持つ内在性と向き合うことで得られる事象を表出させる。」
参加にあたって
「以前から、皮革の持つ素材としての魅力に関心を寄せていました。この貴重な機会を通じて、皮革の持つ可能性を探り、一つの新たな提案を行えるよう取り組んでいきたいと思っています。」
Instagram
web
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金井 悠(ceramist)
参加期間:3ヶ月 10月21日~
兵庫県出身。京都精華大学修士課程陶芸専攻修了後。2008-2013年まで「contactGonzo」のメンバーとして活動。身体を激しく接触させるパフォーマンスやインスタレーションを軸に、森美術館やMoMAなど国内外の美術館・劇場等で発表する。2014年から自身の活動を開始。2022年より拠点を京丹後市に移し、「出土した玩具」をテーマに制作している。
ステートメント
「私の作品制作のテーマは、『spectrum』と『出土した玩具』です。spectrumとは、境界や範囲が明確でなく、連続しているさまを表す言葉です。
陶芸とは何かと考えると、結局のところ『超高温環境を経て出てきたもの』としか言えないと思っています。
そこには本来、器かオブジェか、商品か作品か、あるいは工芸かアートか、などの線引きは無いはずです。
この考えをベースにしながら、『出土した玩具』という、いつの時代に誰によってどのように使われていたのかは分からないけれど、何か遊びを感じさせるようなものを作りたいと思い制作しています。」
参加にあたって
「アーティスト・イン・レジデンスも、異素材を作品に取り入れることも、両方初めての経験ですが、とても楽しみにしています。今まで見たことがないものを生み出せたらと思っています。」
Instagram
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ARTIST IN RESIDENCE & SUPPORT PROGRAMついて
2025年以降のアーティスト募集に関する情報は、今後公開してまいります。
詳細はL-AIRの公式ホームページやアーティスト・イン・レジデンス募集サイトをご確認ください。